○ ユーザーイベント黄金時代

この頃は、細かい新実装ラッシュも一段落して
やることが増えて安定した、楽しい時期でした。

バグはバグのまま、未実装は未実装のままで
とても満足のゆくような完成度ではありませんでしたが
スキル上げや、バブー育て、土地を買うための資金作りなど
「やる事」はまだまだある状態でした。

そのせいか、友達同士の交流も各地で盛り上がり
それぞれの村単位で、独自のコミュニティが育まれました。

ギルドのようなものを作る人も居ましたし
幅広い層のプレイヤーが、自然と集まる村もありました。

私の住むタピオカでも毎晩、大勢が集まっては朝まで語り明かし
作業に協力しあったり、ふざけて邪魔しあったりしながら
自然と深い友情が育っていきました。

そんな中、仲良しグループのイベント企画が続きます。

観衆からカゴで邪魔されながらゴールを競い合う競技や
スタンプラリーを更に練った周遊イベントなど
趣向を凝らしたユーザイベントが、皆を楽しませてくれました。

ユーザが欲しがる物を一番知るのはユーザだという事でしょうか。

いずれも、運営から与えられる公式イベントとは一線を画し
綿密な計画と丁寧な準備から生まれた、完成度の高いものでした。

どこかの村の人たちがイベントに成功させると
それならこっちも何かやろう!と競い合う気持ちが後押ししたのか
切磋琢磨し、それぞれが上質なイベントを企画しあい
グループの威信をかけて、団結力を形にした黄金期でした。
当時は村単位が、良きライバルといった感じです。

良く言えばライバル、悪く言えば対立派閥
そういうものが生まれてきたのもこの時期でした。

この頃は友達でもあり、ライバルでもあった者同士が
のちに小競り合いをする派閥同士になったケースもありました。
これについては、別のページで語ります。