○ GMオークションの開催

GMの姿を見る機会など初めてだったので
多くの人が開催を楽しみに待っていました。
時間帯が少し早く、参加出来ない人も多かったのが残念です。

各サーバを時間差で順番に回る予定で
サーバごとに1セットだけのレア家具の出品があったので
順番に、全てのサーバのオークションに参加した人も居ました。

後期には所有者の引退などで全て消えてしまったと思われる
幻のバブー家具セットなどを巡り、死闘が繰り広げられました。

他の出品アイテムは、今振り返るとちょっと微妙なものが多く
まだこの時は作ることの出来なかった+100のシマイモ種や
品質の高いトラップのセット、品質の高い魚などでした。

それでも、手に入れるのが不可能だった高品質のアイテムに
参加者たちはかなり興奮状態でした。

巨大な土地の所有者と、標準的な土地の所有者の所持金の差が
この頃にはだいぶ顕著になってきていたため
土地を武器に用意した大金で、一気に競り値を引き上げる人に
批判の声が上がったり、和気あいあいでは無い部分もありました。

私は巨大な土地を買った直後で、スッカラカンの傍観者でした。
もしお金があれば激しい競り合いに参加していたかもしれませんが
今では、そうならなくて良かったんだと思っています。

別サーバでは、競り落としたその場で家具を投げた人が居たらしく
どうして皆が欲しがっているのにわざわざ投げるのかと
色々な所で、非難まじりに噂されたりしました。

しかしその人は、こんなアイテムごときで皆が嫉妬しあい
勝った負けたなどと争うのをバカバカしいと考えて
いっそ消してしまえ!と投げたんだと、後から聞きました。

伝え聞いた話ではありますが、今はその気持ちが良く分かります。

当時「●●を投げたら神!」という伝統的な価値観があって
高額商品などを惜しげもなく投げられる人は、勇者と呼ばれました。

しかしそれは元々2ch系のノリで全ての人に通用するわけではなく
合成マシンを買うためにコツコツとお金を貯めているような人には
見るだけでカンに障る行為でもありました。

そういう素地もあったのだと思います。
オークションの最中はお祭り騒ぎの空気が強く盛り上がりましたが
自分の欲だけに走る人や、投げろコールに応じられなかった人
逆に、行き過ぎたノリでアイテムを投げまくった人などに
あれこれと、野次が飛んだりするシーンもありました。

参加者にはこの後、お土産のフルーツロールが配られました。

これもまだ作るのが難しかったアイテムだった事と
行列を作って並び、GMから一人ずつ受け渡された事もあって
嬉しくなって、しばらく家に飾っておいた記憶があります。