○ 材合成で分かった合成の仕様変更

これもひっそりと目立たないものでしたが、とても重要でした。
合成の成功率やパラメータの変動が、大きく変更されたんです。

家具試験の所で、予想と違う炭が出来る事について触れましたが
これが、予想通りに合成できるようになりました。

予想が「材」なのに結果が「炭」になる事は、もうありません。
材だけでなく同じ物を2つ合わせた合成は全てのようです。

例えばパンナ×2の合成は、予想がパイ生地でも結果がバンズで
パイを作りたくても運次第という感じだったのですが
スキルやマシンの性能不足で消える場合を除いて
この日からは、ちゃんと予想通りの結果になりました。

その代わり、左右どちらに置くかという事が重要になりました。

究極シマイモ+普通タマネギボムの予想が「究極シチューの具」で
いざ合成してみたら「普通野菜盛り」になったというアレです。

基本的にスキルが不足している時はアイテムは消滅するので
予想と違うアイテムが出来てしまうのはこれが原因です。
シマイモとタマネギの場所を逆にすると予想通りの結果になります。

左右が影響するのか?という疑問はクチコミでハッキリしてきたので
いつこのような仕様になったのか、よく分からないのですが
多分この時だったんだろうと思います。

要するに枝×2やパンナ×2は、左右同じで置く位置が無関係なので
左右で決まる原則に当てはまらないから成功率100%なのでしょう。

パラメータ変動の変更は、ちょっと困りました。

前述の通り材合成が100%になって家具試験は楽になったのですが
この数日後に、再び合成に関する別の修正が入り
合成した時にやたらとステータスが上下する事が無くなって
適度な範囲内でしか、変化しなくなってしまいました。

合成を繰り返すとダンスが上がりやすい発泡水などを作り
運良く出来た驚異的なダンス値の水を材料にして
調理師試験のリンボーダンス天ざるを作る人が多かったのですが
これが出来なくなった事で、手段が完全に奪われてしまいました。

我が家の秘蔵コレクションの、ダンス値の高い水を使って挑戦しましたが
あえなく失敗、水の在庫もすぐに尽きてしまいました。
もう覚えていませんが、左右を逆にしてくたくためんになったのでしょう。

それでこの時期から6月6日に採取物が様々な品質になるまでのしばらくは
実質的に調理師試験の2級以上はクリア不可能の状態になりました。

それでも、予想通りのモノばかり出来るのはつまらないけれど
予想が当たらな過ぎれば、予想自体もスキル上げも意味が無くなるので
これはそのバランスを良い位置に保つ、重要な変更だったと思います。

ちょうどこの頃、料理スキルをせっせと上げていた友達と分担して
私の方は家具試験のために家具スキルを上げていたのですが
メンテを境に、急に材合成が100%になった事にはすぐ気付いたものの
左右の法則の存在も、それがどんな意味合いなのかも気付きませんでした。

地元で簡単に採取出来る材を大量に合成していたのですが
そのレア予想で現れる丸太ベンチのデザインがとても気に入ってしまい
しばらくのあいだ、取り憑かれたようにベンチばかり作っていました。

左右の間違いから半数近くが木こりのタンスになってしまいましたが
その時にベンチのレシピを探し、延々と合成し続けたことで
成功の法則、スキルの上がり方、レアの出現、ステータス上下の法則など
それまで見えなかった様々な要素に気付き、更に楽しめるようになりました。

ずっと気付かないままだった合成の法則もありました。
例えばシマイモ種を合成して、結果がシマイモ種だった場合
エネルギー値が若干上がる事などは、サービス終了数日前に気付きました。

それぞれの野菜の自然と伸びる属性は、種を合成しただけでも
少しずつプラスになる仕様だったようで、シマイモ以外も同様です。

他にも多くのプレイヤーが自分なりの「合成ジンクス」を持っていました。
最初に出た予想で合成ボタンを押してしまうと失敗しやすい?
レアがなかなか出ない時は、一旦アイテムを置き直すと出やすい?
などなど、座談会の場では時々話題に上りました。

その中に「左右の法則があるのでは?」という意見もあったのですが
当時は単なる気のせいだと言われていて、後から確かめられた事を思うと
皆のジンクスの中にも実際の仕様があったのかもしれないという気がします。

単純に見えて案外奥が深いのか、奥が深そうに見えてそうでもないのか
こすもぐはそんな印象のゲームでしたが、もう確かめられない今となっては
実はとても計算されたゲームだったのではないかと、つい思ってしまいます。