○ 調理師試験の実装

すぐに実装されたパッチらしいパッチはこれでした。

最初の課題は誰にでも出来る簡単なものなのですぐに提出しましたが
2番目の課題からは急に難易度が増して
私が結局一級を提出したのは、2ヶ月後の5月末でした。

数ヶ月後の状態なら新人さんでも最初の3つまでは簡単に作れますが
当時は何もかもが未実装で、攻略はほぼ不可能でした。

野菜はピークまで育てると徐々に品質と属性が上がりますが
これが無かったので、おいしいおにぎり一つを作るのも無理です。

じゃあ品質の高い水を汲んでくれば?と言う所ですが
実はこの頃は、採取物の品質もみんな「普通」だったんです。

ほぼ唯一の攻略手段が、バブチルのダンスでした。
「変態ダンス」は、散歩実装後は種を変異させるステップですが
しばらくは、単独で踊ると品質を少し上げられる仕様でした。

初期から実装されたバブーでこれを踊れるのがバブチルだけで
バブチルの飼い主が、友達の友達の友達に呼ばれて出張
それで3級まで提出、などという事もよくありました。

この状態はだいぶ後まで続きました。当時は不自由ばかり。
しかし、北の国からの邦衛並に何でも手作りだったこすもぐでは
むしろその困難を楽しみ、アイデアで乗り切る人も多く居ました。

樹も草も水も「普通」な中で、唯一ホーリーツリーだけは品質が高く
これを使って炭を作り、その炭で肥料を合成する…

と書くと食べ物と無関係な話のように思えますが
肥料合成のサブ予想で「品質の高い水」を得ることが出来ます。
これを野菜と合成させるとおいしい食べ物が…!

これは、当時の皆さんの創意工夫の代表例として書きましたが
私はコレでこすもぐの面白さに開眼したような気がします。
まるで謎解きのような生活でした。

こすもぐの合成は、同じ結果を求めるにしても
その材料>材料の材料>材料の材料の材料…と分解した時に
何通りも道筋がある場合が多く、創意工夫の余地があるのが魅力。

それを利用して好きな品質のアイテムを作るという面白さを知り
ただスキルを上げたり、当たり前の材料で当たり前の物を作る
他のネトゲでも出来るようなプレイのつまらなさを知りました。

リアルでも気に入った服が無いなら自分で作っちゃおうと考える私は
逆に未実装だらけのゲームにやり甲斐を見出したんだと思います。