○ 土地が小さかった理由
これは最初に公式に配布された各惑星のMAPです。
一見して分かるように、課金開始後とは土地の数が全然違います。
既に地下の村まで載っていた事にもちょっと驚きます。
課金後のMAPはβテスト終了2日前くらいに敷かれたものです。
遅くから始めた人は、無意味に空いている2枚土地がやたらと多いことに
一度は不満や疑問を感じたことがあると思います。
何故無意味な2枚土地がこんなにたくさん余っているのか?
何故2枚土地を統合して大きい土地にしないのか?
ログインする事もままならず、毎日データリセットされていたβでは
とにかく皆、メンテ明けと同時に殺到して土地の争奪戦を繰り返しました。
限られた土地の数に対してのプレイヤー数が圧倒的に多かったため
出遅れると、土地が全部埋まっていて路頭に迷ってしまう状態だったんです。
ログイン合戦が続く終了直前の日、とうとう修正が入ります。
実は当初、土地には「いくつでも」畑を作ることが出来たんです。
土地の端から端まで、皆ビッシリと畑を作ってイモを植えていました。
しかしプレイヤーから見えない部分でしたが、運営側が負荷対策として
ひとつのサーバあたりの畑の枚数の上限を設定していたため
右クリで畑を作るコマンドが反応せず、何も出来ない人が出てきました。
その上、常に皆がサーバの処理能力ギリギリの数の畑を作っていたため
負荷の高さで突然サーバがダウンする繰り返し。
その状況を改善するために急遽、新しいMAPが作られました。
地形や採取物の位置などは同じですが、土地の数が劇的に増え
土地の大きさによって畑の枚数が決められたシステムになったんです。
それによって土地はユーザに行き渡る数になりましたが
無理矢理並べた団地のような2枚土地の行列は、異様でもありました。
その時敷いてしまったMAPが負の遺産のように残っていたわけです。
ユーザ数が少ないのに小さな土地が余ったままの状態は不満でしたが
この時の状況を考えると、運営側の処置は妥当だったとも思います。
プレイヤーも盛り上がっていたし、こすもぐの未来は明るいように見えました。
この分なら、課金後も大勢の人で賑わうかもしれない…
結果的には読みを誤ったという事になりましたが
野菜を育てるというゲームの特質上、土地が行き渡る事は最重要課題なので
当時を知る者としては、仕方がないという気持ちもあります。